親鸞聖人は29歳の時、聖徳太子の夢告によって、法然上人の説かれる他力念仏の道に帰し、浄土真宗を開かれた。ゆえに真宗寺院では早くから絵像を奉懸し、太子を敬ってきました。太子絵伝を作製し、絵解きも盛んに行なわれていたようです。
当寺の聖徳太子絵伝は最も流布した太子伝、『聖徳太子伝暦』を基本テキストとして描かれていますが、太子の事蹟をこと細かに表し過ぎ、やや煩雑のきらいがあります。
2幅〜4幅も順次作成していきます。今、しばらくお待ちを。
2005年8月、新潟県上越市板倉区に「ゑしんの里記念館」が開館しました。
それを記念して恵信尼の生涯を綴った『恵信尼公絵伝』が、京都の大和絵師・藤野正観氏によって、歴史上初めての試みとして制作されました。
恵信尼の生涯の重要な6つの場面「京都の恵信尼」「越後の恵信尼」「関東移住と恵信尼夢告」「関東での布教活動」「板倉の恵信尼」「手紙を綴る恵信尼」で構成され、恵信尼の一生をわかりやすく描き表しています。